阪神 2016前半戦総括

プロ野球2016年シーズンが前半戦を消化しました。

阪神タイガースは前半戦最終戦に勝利し、37勝47敗3分でギリギリ5位。

厳しいですね~。

貯金±1の間をかなり長い期間うろうろしていたんですが、一旦負け始めるとそこからずるずると落ちていき気付けば借金10。

前半戦を終えて気になったポイントをいくつかあげていきます。

 

1.鳥谷、ゴメスの不調

やはりこれが大きいですね。

金本監督としてはこの二人と福留を軸に据えた上で、若い選手を起用して戦っていく構想だったようですが、見事に外れてしまいました。

特に鳥谷はもう35歳と高齢で、フルイニング出場をするよりは休養をとりながら、万全の状態で試合に出るほうがよいのではないでしょうか。

記録があるのでなかなか難しいかもしれないですが、決断すべき時が来ているように思います。

ゴメスは開幕時の調子を取り戻してくださいお願いです。

で、その結果、

 

2.点が取れない

ほんとに点が入らない。

ヒット8本9本打って1点2点なんてザラです。

長打を打てる選手がいないのが痛すぎます。

ABCテレビが「チーム65本目のホームランを打つのは誰だ」という企画を打ち出しているのですが、該当者なしという事態もありえるかもしれません。

(ちなみに現在87試合で45本なので単純換算で143試合で73本。これだけでもけっこうギリギリなのですが6月は4本、7月は13日までで3本しか出ていないのであながちありえないことではないです)

 

3.北條ががんばってる

高山横田陽川板山江越中谷梅野などなどたくさんの若手が一軍の試合に出ましたが、そこそこ安定して結果を出しているのは北條くらいでしょうか。

開幕してすぐ二軍に落とされるのかなあなんて思っていたのですが、ヘイグ、上本の不振や西岡の怪我もあって一軍で頑張り続けることができました。

一人前の成績とまでは言えないですが、サードの守備も安定しはじめ日々成長をしているように感じます。

原口は支配下登録から月間MVPまですごい勢いでした。最近は守備面に不安があり、なかなか試合に出られていません。腰の怪我があるのでなかなか難しいかもしれませんが、打てる捕手というのはチームにとってとてつもないアドバンテージなので、できればコンバートせずに捕手として育てていってほしいです。

個人的に若手野手では江越、梅野が好きなので後半戦は頑張って欲しいですね。

 

4.先発はまあまあ

メッセは開幕ダッシュ微妙でもしっかりあげてくるしイニングも食うしで、とても頼りになる存在ですね。

藤浪はここまでは並のローテ投手レベルですね。ポテンシャルはこんなものじゃないですし、昨年もは夏以降好調だったので今年も夏男になってもらいたいです。

岩貞。キャンプリポートの中で湯舟さんが岩貞を絶賛していて、またリップサービスでしょと信じていなかったのですが、凄まじい活躍を見せてくれました。が、交流戦以降いまいち結果が出ず。研究されて攻略されてしまったのか、疲れが出ているのかわからないですが力があることは示せたのでもう一度ワクワクさせてもらいたいです。

岩崎、青柳もがんばれ。

 

5.思わぬ収穫ドリス

もともとマテオの保険的なポジションでの獲得だったのですが、クローザーに定着しました。

マテオ、ドリスともに序盤の登板過多や無理な回跨ぎで調子を落とし二軍落ちを経験したのですが、再昇格後はしっかり結果を残しています。

こうなるとかわいそうなのがサターホワイトで、おそらくこの二人が調子を崩している期間に獲得に向けて動き出したのでしょうが、はたして出番はあるのでしょうか。

福原に早く戻ってきてもらいたいのですが、ファームでも振るわず、もしかしたら引退もあるかも。

安藤はなぜかビハインドですが、相変わらず中継ぎとしてここまで1点台でいいはたらきをしています。すごいおじさんです。

 

 

前半戦はこんな感じですかね。

個人的には目の前の勝利よりも来年、再来年を見据えた戦い方をしてもらいたいです。

と言いつつ最低CSにはいってくれとも思ったりします。

欲張りながら後半戦も応援していきます。